✅ 今週のメキシコ政治・経済・文化の注目ニュース
✅ 今週の他中南米地域の注目ニュース
✅ 今週のトピックス
皆さんこんにちは、eme (エメ) と申します。現在は日墨生としてメキシコ留学中です。
先日始めた新たな取り組み、毎週日曜日〜土曜日のニュースを翌週日曜日に配信する、メキシコ時事に特化の【週刊メキシコ】第4弾をお届けします。
3月から在メキシコの商工会議所と某日系企業でインターンシップを始めてビジネスを勉強していく中で、幅広い分野の知識をどんどんアップデートしていく必要性を感じました…💦
発信を通じて皆さんに情報提供すると同時に、emeさんの中でもニュースを改めて咀嚼して、きちんと内容を理解するきっかけになると良いニャ🙂
せやね!一緒にどんどんレベルアップしていこう🔥
今週も、早速始めていきましょう(^▽^)/



メキシコ政治の注目ニュース
Delfina候補、Del Moral候補に対し最大18ポイントのアドバンテージを獲得
今年行われる、EDOMEX (Estado de México)の州知事選の話題です。
Radio Fórmulaによると、2023年に21の世論調査会社がメキシコ州選挙管理委員会(IEEM)に登録した46の世論調査から、Morena所属のDelfina Gómezが、対立候補であるPRI所属のAlejandra del Moralに対して州知事候補としての地位を固めている傾向が見えてきているとのことです。
女性候補同士をぶつけあう州知事選が予想されているニャ

最新の世論調査にも注目してみましょう。El Universal紙が3月29日に発表した世論調査結果では、Delfina Gómezが59%を獲得し、Alejandra del Moralの41%に対し18ポイントリードしています。同様に、El Financiero紙が3月27日に発表した結果でも、Delfina Gómezの投票率は59%で、Alejandra del Moralの41%に対して18ポイントのリードが報じられています。
補足として選挙日は6月4日で、1200万人以上の有権者が投票します。
これから日程が迫ってくるにつれて、今後の展開が注目ですね👀
ソース:Elecciones Edomex 2023: Delfina ‘arrasa” en 46 encuestas con hasta 18 puntos de ventaja – 01/04.2023 / Radio Fórmula.mx
メキシコ経済の注目ニュース
イベルドローラ、メキシコ火力発電所を売却
スペイン電力大手のイベルドローラは4日、メキシコで手がける火力発電所などの資産の大半を現地の投資会社に約60億ドル(約8000億円)で売却すると発表しました。
メキシコ政府系の投資基金などが資金を拠出し、買収後は国営電力公社のCFEが発電所を運営する見込みという報道があるものの、買収の詳しい枠組みや日程は未だ明らかにされていません。売却資産は発電容量で8436メガワット分の火力発電所、103メガワット分の風力発電所を含む、同社がメキシコで担う発電容量の87%にあたる火力・風力発電所の売却となります。
去年やったけど、メキシコのエネルギー規制委員会(CRE)が、自家発電用の電力を第三者に販売したとしてイベルドローラに約91億4500万ペソ(約660億円)の罰金支払いを課してたらしいです。そんでもってイベルドローラ側は差し止めを求めて提訴、政府と係争中だったとか…
「メキシコから撤退せず再生可能エネルギーへの投資を続ける」って言ってるけど、電力産業への政府の影響力は今後も強まっていきそうニャ💦
ソース:スペイン電力大手、メキシコ火力発電所を売却 8000億円 – 05/04.2023 / 日本経済新聞
メキシコ文化の注目ニュース
日本人造園家が導入したジャカランダ、メキシコを彩る

約100年前に日本人造園家が導入したジャカランダ(ハカランダ)の木がメキシコシティーで咲き誇り、市内各所を彩っています。歴史研究者のセルヒオ・エルナンデスさんによると、日本から移住した造園家の松本辰五郎氏が1920年代にメキシコシティーの大通りにブラジルから持ってきたジャカランダの木を植え、それ以来花見が恒例行事化したということです。20世紀初頭、松本氏の仕事は軍人出身で後に大統領を務めたポルフィリオ・ディアスなどからも称賛されていたそうです。

生前は、前大統領府でもあるチャプルテペック城の庭も手掛けたらしいよ~
ソース:メキシコ市彩るジャカランダ 1世紀前に日本人造園家が導入 – 31/03.2023 / AFPBB News
参考記事:Las tres leyendas que trajeron las jacarandas a la Ciudad de México – 22/03.2019 / Altonivel
他中南米地域の注目ニュース
鳥インフルエンザの人への感染事例、中南米地域で2件目(チリ)
チリ保健省は3月29日、国内初となる人への鳥インフルエンザ(H5N1)の感染確認を発表しました。感染したのは北部に住む53歳の男性で、重度の急性呼吸器症状を訴えて医療機関を受診し、その後公衆保健院(ISP)が鳥インフルエンザへの感染を確認しました。重症ではあるものの容体は安定しており、入院して治療を受けているそうです。
保健省は、鳥インフルエンザに感染した鳥類や動物、その死骸、唾液、フンなどとの接触によって体内にウイルスが入ることで人への感染が引き起こされると説明していて、人から人への感染ルートについては未だ確認されていないとの点を強調しました。
ヒメナ・アギレラ保健相は人への感染リスクは低いとしつつも、感染した場合は5~7日間の潜伏期間の後、急速に呼吸器症状が悪化する可能性があると指摘していて、鳥類や海生哺乳類などとの接触を避けるよう、同時に国民へ呼びかけています。国内で鳥インフルエンザに感染した鳥類が確認されたのは2022年終わりごろで、直近では養鶏所で鳥インフルエンザが発生し、鶏肉輸出を一時停止する事態も起こっています。
中南米地域での人への感染例としては、1月にエクアドルで9歳の少女が感染したケースが初で、今回のチリのは2例目らしいニャ
フードセクターへの影響が心配…
ソース:鳥インフルエンザの人への感染を確認 – 04/04.2023 / JETROビジネス短信
今週のトピックス
メキシコへの送金、2月は11.2%増で同月として過去最高に
メキシコ中央銀行は3日、外国からメキシコへの2月の送金額が前年同月比11.2%増の43億4800万ドル(約5800億円)になったと発表しました。
この結果は2月として過去最高を更新するもので、送金額が少ない傾向がある2月としては高水準でした。それに加えて前年同月を34カ月連続で上回り、2月の送金回数は1159万回と前年同月比で10.9%増加。1人当たりの送金額は375ドルと前年同月比で0.3%増になりました。
メキシコ人の主な出稼ぎ先である米国において、堅調な雇用環境が続いており、その結果母国に住む家族らへの送金を後押ししたことが原因と考えられている一方で、2月の送金額はピークである2022年12月に比べると18.8%減少してしまっています。
メキシコでは例年、出費がかさむ年末に家族らを支えるために送金額が増える傾向があり、22年12月の送金額は53億ドル超と単月で過去最高を更新していました。
その反動もあって、基本的に1月と2月は送金額が落ち込むという傾向だそうだニャ。
ソース:メキシコへの送金、2月は11.2%増 同月として過去最高 – 04/04.2023 / 日本経済新聞
最後に
今回は、『週刊メキシコ』第4報をお届けしました。
ここまで読んでくださってありがとうございました!!
これからも色んな記事をどんどん書いていきますニャ!
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それでは
hasta pronto,
eme-.