スペインサッカー/La Liga

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一応時系列順に目次つけときます

eme青年、サッカーとの出会い

 きっかけは本当にひょんなことでした。

 私は小学4年から中学3年まで野球一筋で、「サッカーなんて絶対おもんないやろ~」と、プレーをしたことも無ければ試合も見たことすら無いのに、“やったことも無いのに否定する”系のクッソ根の悪いアンチ精神に染まっていました。

 思い返してみると、サッカー自体が嫌いだったというより、「サッカー部がいけすかなかった」というところにアンチの原因があったのだと思います。グラウンドが狭い中学校だったので、ノック練習をしていると隣のサッカー部のボールが頻繁に飛んできてうぜぇとなっていたり、あとサッカー部の監督をしていた先生がシンプルに嫌いだったり…全然サッカー関係ないやんってところです。

 いや、サッカー部の方がモテてたということも大いに関係していたと思います。これに関しては完全な僻みでしかないですね、ダサかったなぁ。

 それが今では現地スペインまでわざわざ赴き、試合の3時間前からスタジアム前で胸を躍らせ、サポーターと一緒にチャントを歌って声を枯らし、敗北に泣き、勝利に絶叫し、サッカーを心から愛せるようになりました。この5,6年で自分でも信じられないくらいのパラダイムシフトが起きています。

 もう一度言います、きっかけは本当にひょんなことからです。

 さて、そんなサッカーアンチの感情を持っていたeme少年も高校生になりました。中学校の持久走大会の上位入賞に常連だったことで、市の駅伝大会の選抜メンバーになったことがあり、その経験から高校では陸上部に入部することになります。

 スポーツはもちろん好きでしたし、チームスポーツ以外も経験してみたいなぁという軽い思いで陸上部長距離への道を歩みました。この部活動選択が第1のきっかけになります。

 陸上部長距離には中学時代にサッカー部だった先輩や同期が数多くいて、入学初年度から休み時間や部活後にグラウンドでサッカーをしたり、部室等前の小さいスペース(本当は球技ダメ)でミニサッカーやワンバンのパス回し・鳥かごをして遊ぶことが多くありました。勿論キャッチボールや投球練習など野球で遊ぶこともありましたが、圧倒的にサッカーボールに触れる機会の方が多かったです。陸上の練習しろよ。間違いないですね。

 第2のきっかけは高校生になったことで、親からついにスマホを支給してもらったことでした。ドコモショップに行ってExperiaというアンドロイドのスマホをもらい、クラスメイトや部活仲間とものの見事にスマホゲームにはまっていきました。高校2年(2017)の夏前だったと記憶しています、スマホ版のウイニングイレブンがリリースされました。サッカーに触れる機会が多くなっていたこともあり、すぐに熱中してプレーしました。当時は選手のこともクラブのこともさっぱりだったので、とりあえず強い選手の寄せ集めで戦っていました。

サッカーとの出会いを加速させたゲーム。懐かしい。

La Ligaとの出会い

 強い選手を集めていく過程で、スペイン・ラリーガの選手が多いことに気が付きます。そらそうですよね、当時はクリスティアーノやメッシなどアイコン選手もたくさんいましたし、友達との対戦に勝つためにスカッドを組んだら7割くらいはラリーガ所属の選手でした。

 母校が提供していた、ドイツやアメリカへの短期研修プログラムに参加するなど、高校生の頃から海外に興味を持っていたこともあり、2017/18シーズンから海外サッカーの結果を情報アプリやYouTubeのハイライト動画で追っていました。

 前述のウイイレを通して知ってる選手が多数いたことから、主にラリーガに関心を寄せていて、その中でも当時CL2連覇を成し遂げていたReal Madridに特別の興味を持って接していました。そうです、私は17/18シーズンからMadridistaなんです。友達の中にはCulé(Barcelonaのファンの愛称)も多くいて、試合結果に一喜一憂していました。

世界最高峰の舞台、Champions Leagueで3連覇達成!

 しかし、ラリーガやReal Madridという総体を好きになっていただけであって、この選手が好き!という特別な推し選手を発見できずにいました。

 忘れもしません2018年の6月末まではね。

推し選手との出会い

 サッカー好きの人に「2018年」と聞くと、何と返答が来るでしょうか。

 そうです、ロシアワールドカップです。私の高校が、2018年から新たにドイツのとある田舎の都市と姉妹提携校交流を始めるとのことで、その第一期生としてその年の3月に1,2週間程度、ドイツの片田舎にホームステイをしていました。ホームステイ先のテレビでホストファザーとドルトムントの試合を見たり、サッカーへの関心も途切れずにいました。その背景もあって、ロシアワールドカップではドイツ代表を応援していました。

当時のドイツ代表スカッド

 2018年6月23日の27:00、グループリーグの大事な試合、「ドイツ vs スウェーデン」をたまたま家のテレビで観戦しました。というのも受験の息抜き&惰性で、当時大好きだったテレビゲーム「スプラトゥーン」に前日の晩から寝る間を惜しんで興じ、気づいたら夜中の3時になっていたのです。「そろそろ寝るか、、」と思いWii Uを閉じ、画面を切り替えると、私の人生を変えるその試合がまさに始まろうとしていたのでした。

 今思うと、(ソファーに寝そべりながら、スマホをいじりながらでほぼ流し見みたいになってましたが)本当にテレビを切らなかった自分が偉かったなと思います。

 試合はイブラヒモヴィッチのいないスウェーデンに先制される苦しい展開。ロイスのゴールで同点に追いつくも、ボアテングが退場になりドイツは10人で戦うことになってしまいました。そこまで気を張って見ていなかったので、退場者を出した後、このまま終わるな~。と諦めモードで惰性観戦していました。私のヒーローが現れたのは後半ロスタイムでした。

 ウイイレである程度の選手知識を知っていたことと、Real Madridの試合を追っていたこともあり、FKを蹴るのは誰かすぐ見当がつきました。伝説のフリーキックを蹴ったその選手こそが私の英雄です。ドイツの皇帝、マドリ―の心臓、と言えばわかる人もいるでしょう、Toni Kroosという選手が私のヒーローです。ちなみにイケメンです。

 ドイツは後半ロスタイム、1-1の段階で相手ペナルティーエリア前でFKのチャンスを得ました。これを決めれば勝ち、外せばそのまま試合終了です。グループリーグ第1戦のメキシコ戦を落としたドイツにとっては勝ち抜けの為になんとしても勝利が必要でした。

 緊張の場面、ボールをセットしたクロースは隣のロイスにボールを軽くパス、動かしたボールを止めて間接FKをゴールに突き刺します。時が止まったようでした。カーブコントロールの効いたボールは重力を捻じ曲げたかのように弧を描き、キーパーの触れることができないスピードでサイドネットに吸い込まれていきました。

 FIFA Officialハイライト動画のリンクはこちらです。

 簡単に言うと、惚れたんですね。決勝ゴールを決め、コーナーフラッグに駆け寄りスタンドのサポーターに向けて左手で特大ガッツポーズを決める姿…。額縁に入れたいほど素晴らしい瞬間でした。

ちなみにAmazonプライムで彼のドキュメンタリー映画が見れます。スパイクなどの用具へのこだわりや、家族関連などたっぷりと語ってくれています。