✅ 日墨戦略的・グローバルパートナーシップ研修計画の制度概要
✅ 研修の具体的な内容 (チャレンジ出来る事 etc.)
✅ 応募資格・選考・倍率などについて
皆さんこんにちは、eme (エメ) と申します。
このブログでは普段、日々の外国語勉強法やDELEなどの語学試験対策の記事をアップしていますが、今回は趣向をガラッと変えて、筆者がこの度参加するメキシコへの国費留学研修プログラム 『日墨戦略的・グローバルパートナーシップ研修計画』についてまとめようと思います。


この留学記はメキシコ滞在中も随時投稿していきますニャ~
ちなみに、続編記事の予定はこんな感じニャ👇
【#2】:渡航までの道のりとメキシコ生活の期待・意気込み
【#3】:一次選考(書類)についてのレポート
【#4】:二次選考(面接)についてのレポート
【#5】:同期の日墨研修生にインタビュー!
(ネタがあり次第、随時更新)
前置きはこの辺にして、本編内容はいつも通り
見出しにまとめておきましたので、ぜひ最後までご覧ください👀
それでは行きましょ〜👍
日墨戦略的・グローバルパートナーシップ研修計画とは?
最初に、当ブログで掲載する日墨戦略的・グローバルパートナーシップ研修計画 (以下、日墨研修とします) に関する一連の記事は、外務省の『日墨研修概要ページ』『第49期研修生募集ページ』『49期募集要項概要説明会の資料』『日本メキシコ共同声明』などの情報をベースに、応募〜選考までのプロセスにおける自身の経験を踏まえて作成しております。その点、ご承知おきください。
①概要
まずは概要について紹介させていただきます!
このプログラムは筆者を含め、大学生・大学院生・会社員・公官庁職員・実務家の方など30数名の日本人が、将来の研究や業務・実務にそれぞれ役立てるために2022年10月中旬~2023年7月下旬(予定)の期間、メキシコ政府の国費で留学をさせていただくものです。
約10ヵ月の留学期間で各個人が自主的に行動し、学び、成果を自身の将来のために活用する事が求められていて、メキシコ国家科学技術審議会 (CONACYT)へ3ヶ月おきにスペイン語の活動報告書、また外務省中南米局中米カリブ課への最終活動報告書の提出義務などがあります。

②目的
日墨研修の目的は『日墨両国の戦略的グローバル・パートナーシップの強化に貢献できる人材の育成を目指し、メキシコにおいて研究・研鑽を積む機会を提供する事』だそうです。
なんかめっちゃ難しそうだニャ…💦
なんで自分が合格できたかは正直分からん…。😶
③歴史
続いて、歴史についてご紹介します。
歴史経緯がちょっと複雑なので、軽くまとめてみたニャ🙂

1971年、日墨両国政府はメキシコのエチェベリア大統領(当時)が打ち出した構想に基づいて、両国の青年を互いに留学させ、両国間の相互理解と友好親善を増進することを目的に据えた『日墨研修生・学生等交流計画(日墨交流計画)』を開始しました。
第一回の相互派遣以来、日墨交流計画は日墨両国の相互理解と友好のための象徴的な事業として、各界で活躍する多くの人材を輩出するばかりでなく、両国関係及び日本と中南米の交流を支える力となってきました。
2022年3月末までに研修は計48回実施されていて、これまでの研修実績として、双方合計で4,800名を超える派遣を行っている歴史あるプログラムです。
2010年以降、「日墨戦略的グローバル・パートナーシップ研修計画」という名称の下で、これまでの成果も踏まえて両国の現在ニーズを一層反映させる内容に変更されました。
約50年の歴史と、先代の派遣生たちが築き上げてきた
友好関係を無駄にしないようにしないと…。
気が引き締まる思いです…💦
④意義
さて、ここでは日墨研修を行う意義について、少しだけご紹介します。
政府としてはこんな意義があるらしいニャ~
①:日墨両国の戦略的グローバル・パートナーシップの強化に貢献できるような若手人材の育成。
②:日墨友好の絆の強化に大きく貢献。
③:我が国におけるメキシコ・中南米研究及びスペイン語研究のレベルの向上に貢献。
④:メキシコのみならず中南米諸国全般で、経済その他の分野の第一線で活躍する人材を養成。
⑤:将来を担う若い世代の人々に、メキシコ・中南米の異文化・社会を直接体験しつつ勉強する機会を提供。
『①若手人材育成・②地域研究のレベル向上・③日墨関係の増進』の
主に3点を狙って、政府はこの国費留学を実施しているんだね!😃
⑤待遇 (給付金の内訳など)
ここからはお金のはなし。日墨研修の待遇面についてご紹介します。
気になってる人も結構いるんじゃないかニャ~🙂
色々あるので板書にまとめますね✏
① 滞在費:毎月、月額13,162.90ペソを支給。
(参考:9月30日時点で1ペソ=約7.19円換算で約94580円)を支給。
② 医療保険:公務員保険・社会サービス庁 (ISSSTE) が原則負担。
※1:別途海外旅行保険への加入がおすすめ。
③ 入学金・授業料:スペイン語コースの入学金・授業料を支給。
※2:追加費用(教材費等)は自己負担。 (オンラインコ―スは対象外)
④ 渡航費:東京-メキシコシティ間の往復航空券を支給
⑤ 住居:原則ホームステイで、CONACYTやAMEJ (元国費留学生の会:日本の文部科学省の奨学金で留学したメキシコ人のOB会)、大学等の協力を得ながら留学生自身が行う。
※ 支給額他、待遇については毎年見直しの上、改訂の余地あり。
注釈つけてるところ、補足するニャ
②の医療保険に関してですが、支給される保険でまかなえるのは公立病院での診療・治療のみ (医療レベルが低い+予約取りにくい) との事なので、万が一急遽具合が悪くなった際、私立病院での医療にアクセスできるように民間の海外旅行保険への加入を外務省担当者からオススメされました。
筆者は東京海上日動の『学研災付帯 海外留学保険』を選びました。
PR記事じゃないので買わなくて大丈夫ですが、保険料がかなり安く済む保険なので、大学生・院生の皆さんは是非検討してみて下さい 🙂
参考として、ネットで見つけた九州大学の例を載せておくニャ。
気になった方は在籍大学に問い合わせて資料貰ってみてくれニャ~


③の入学金・授業料に関してですが、教材費は自己負担です。
スペイン語の勉強を重ねてCEPEのクラスをどんどん上げていく度に
教科書が変わっていくので、教材費が積み重なる場合もあるかも?🤔
あ、それと現地では日本語で書かれたスペイン語の参考書は
売ってないから、日本で買って持っていくのがオススメニャ~
そうよね! 売ってたとしても輸入品やから割高になるし…。
※今後日墨研修に応募されるスペイン語初学者の方向けに、
念のため筆者オススメのスペイン語参考書も以下に3つ
まとめるので、興味ある方は参考にしてください(^▽^)/
話の脱線、失礼しましたニャ~
次は研修内容について触れていきますニャ 🙂
具体的な研修内容
ここからは留学期間で経験できる、研修のなかみについて説明していきます。
①メキシコ国立自治大学 (UNAM) 付属の語学学校 (CEPE) での勉強
言語レベルに関わらず(例えばDELE C1持っていても)、最初のターム(約2か月間)は研修生全員に、CEPEでのスペイン語クラス受講義務があるようです。
入学時に実施されるクラス分けテストで選択するクラスがだいたい決まります。
日墨研修生のみんなが最初に受けるクラス分けテストと、
CEPEでの学習フローの解説は下の図をご覧ください👀

②大学での講義の履修・聴講
外務省のサイトにはこのような記載があります。

なるほどニャ!CEPEで良い成績だったら、
自分の興味に合わせて色々選択できるってことニャ😃
ちなみに過去の日墨生は、大学でこんな授業をとってたらしいよ~
・Sociología (メキシコ農業革命やそれに付随する土地の変化など)
・Teoría de la cultura (文化概論)
・Conflicto y cambio socio cultural (メキシコを中心に、映画を通じて文化と社会の変遷の過程を分析するなど)
・Derecho internacional publico (国際法基礎、特にアメリカとメキシコの立場・利害・関係性など、日本では学習しにくい範囲まで学べる)
・Maya Yucateca (マヤ語入門)
・Criminología (犯罪心理学、シリアルキラーについてなど)
etc…
③インターンシップ制度
インターンシップ制度に関してはこのような記載があります。

なるほどニャ!大学で講義を取るにしても、
インターンシップに参加するにしても、
まずはCEPEで良い成績を取らなアカンってことニャ
そういうことやね。
スペイン語の勉強、がんばろか~💪
(過去のインターン・ボランティア情報も参考までに載せとくね)
・授業アシスタント (個人の日本語教室 / UNAM-ENALLT / ENAH)
・在メキシコ日本商工会議所
・CAFEMIN (中米移民の子供や女性を受け入れ支援する施設)
・Casa Alianza (身寄りのない子供を受け入れ、生活の術を教える施設)
・メキシコ外務省内 国際開発協力庁
etc…
応募資格・選考・倍率
最後に日墨研修への応募に関して少しだけ解説します。
詳しい募集要項は外務省のコチラのページをご確認ください。
この点気になってる人結構いると思うので、
一次選考 (書類)についてのレポートと、
二次試験 (面接)についてのレポート記事をまた書きますね👍
実際に筆者が提出した研修計画書や志望動機書を使いつつ、
どんな事を面接で聞かれたか等の実体験も盛り込んで書くので
もう少しお待ちください😉
それじゃあ、応募について詳しく確認していこうニャ~
①応募資格
応募資格に関してはこんな記載がありました。

応募資格自体は、全然厳しくないね😀
「大学3回生以上」って点には注意しよう!
②選考フロー
選考フローはこんな感じニャ~

ちなみに筆者の例だと、
・一次選考通過の連絡が8月2日、
・メキシコ大使館での二次試験(面接)が8月10日、
・二次選考通過の連絡が8月29日、
・最終合格通知が9月7日
というスケジュールでした。
目途として書かれている日程はかなりずれ込むので、
正直あまり参考にしない方が良いと思います…💦
③倍率
倍率に関しては公表データが無いんだニャ…
あくまで筆者の主観にはなりますが、
一次の書類選考でかなり数を絞っていると推察しています。
コピー等を合わせて、合計提出書類が90枚程 (内、研修計画書・志望動機書は日本語でA4,3枚程度のレポート形式+スペイン語[もしくは英語]版の対訳資料も必須) あるのでかなり大変でした..。
面接の際ちらっと資料を横目で拝見しましたが、受験番号チックなものが30数番で止まっていて、実際の合格者も32,3名でしたので、二次はもしかすると意思確認とスペイン語の能力確認程度かも?🤔とも思いました。
あくまでemeさんの主観だから参考程度にしてくれニャ…
あ、あと最後に1点だけ!
事前説明会への参加の有無が合否に影響することは無いから安心してね!
筆者自身、説明会が終わった後に日墨研修の存在を知って慌てて出願したけど合格できたし、「説明会出席しなかったら落ちる」は迷信だよ。
まとめ
今回は日墨研修の概要などについてご紹介してきました。
ここまで読んでくださってありがとうございました!!
続きの記事も書いていく予定なので、是非チェックしてニャ👇
【#2】:渡航までの道のりとメキシコ生活の期待・意気込み
【#3】:一次選考(書類)についてのレポート
【#4】:二次選考(面接)についてのレポート
(ネタがあり次第、随時更新)
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それでは
hasta pronto,
eme-.