✅DELE B1 リーディングセクションの試験内容
✅DELE B1 リーディングセクションの 全体 / Tareaごとの試験対策
✅DELE B1 リーディングセクションの4つのアドバイス
みなさんこんにちは、emeと申します。
始めに、記事の更新がとても遅くなってしまったことをお詫びさせてください。
『日墨戦略的グローバル・パートナーシップ研修計画』という外務省がやってるメキシコへの国費留学プログラムに応募するため、今月頭から研修計画書などの提出書類作成に時間をかなり取られてしまい、なかなかブログに割く時間が取れませんでした……。
言い訳すんなニャ。
いやマジですまん。
改めてお詫び申し上げます。これからも投稿頻度を上げるよう精進していきますので、“con afectuosidad” のスタンスお待ちいただけると幸いです 🙂
さて、今回の記事ですが、DELE B1集中対策講座の2回目、『読解編』となります。
B1『準備編』をお読みでない方は、前回記事を先に読まれることを推奨いたします。

では前置きはこの辺で、講義の方を早速始めていきましょう!
DELE B1 リーディングセクションの試験内容
まず始めに、B1 リーディングセクションの全体像と試験内容の把握をしましょう!
『準備編』でまとめた各Tarea概要を用います。全体像をしっかり把握していただいた上で対策やアドバイスを見ていただきたいので、Instituto Cervantesのリンクを踏んで問題形式を確認しつつ、この記事を読み進めていくことをオススメします。
Tarea1
6人の登場人物の発言と、その後の短い文章10個(A~J)の内容を読み、発言内容に合うものを関連付ける問題です。
テーマは個人の経験、家族、趣味、それぞれの好みに関するもの等と多岐にわたります。
読解:Tarea1の練習問題はコチラ (cf. Instituto Cervantes)
Tarea2
450-500文字程度の記事やメール文章を読み、6つの3択の質問に答える問題です。
読解:Tarea2の練習問題はコチラ (cf. Instituto Cervantes)
Tarea3
3人の登場人物が語る体験、出来事、ニュースなど(120文字程度)を読み、誰に関連する内容かを問う6つの3択に答える問題です。
読解:Tarea3の練習問題はコチラ (cf. Instituto Cervantes)
Tarea4
400-450文字の記事を読み、8つの文章(A~H)の中から、6つの穴あき箇所に適切なものを埋める問題です。
読解:Tarea4の練習問題はコチラ (cf. Instituto Cervantes)
Tarea5
手紙やメール、記事を読み、6つの箇所に3択で答える問題です。
解説のちょいだし情報ニャ。
このTareaでは主に「文法力」が問われる内容で、
文章全体を読んで判断するものも稀にあるけど、
前後の文や動詞の活用などから判断すると
選択肢が絞れるっていうことが多いニャ。
読解:Tarea5の練習問題はコチラ (cf. Instituto Cervantes)
全体像と試験内容を掴んだところで、次は具体的な試験対策を確認してみましょう 😉
B1 リーディングセクションの試験対策 (全体)
DELE B1を受験する方の大半には共通の悩みがあります。
今回はリーディングセクションの悩みで代表的なこれら3点にお答えしたいと思います。
『時間内に解けない』
制限時間を超えてしまう原因を3点に細分化して考察してみましょう。
①読むスピードが遅い
まず考えられるのは、読むこと(インプット)自体に時間を取られているケースです。
目に入れてから情報を読み取るまでに時間を要するため、相当量の文章を読むことになるDELE B1では事前の対策が必要になってきます。
「スペイン語の文章自体に十分に慣れていない」ことが背景にあるケースが多いため、日常の学習から記事・ニュース・参考書・問題集などでスペイン語を読む機会を増やすことが一番の対策になってきます。
私も実践している対策の例として、TwitterでEl PaísやEl Mundoなどの新聞記事サイトをフォローして気になる記事を読んでみる。また、辞書や熟語帳、本などの例文にしっかりと目を通し、スペイン語での情報のインプットに慣れるといった対策が可能です。
ついでにこっちもフォローしてね😄
300人突破したので、改めて自己紹介😭
— eme @外大生の言語Blog🌎 (@eme_log) July 4, 2022
男
21歳
大学生
ブログ✍️
リベ大生🦁
超負けず嫌い
スペイン留学🇪🇸
海外サッカー観戦⚽️
24卒就活生(1年休学)💻
紅茶好き(紅茶検定中上級)☕️
言語オタク🇺🇸🇪🇸🇫🇷🇮🇹🇩🇪🇨🇳🇵🇹
目標は大きく、フォロワーさん1000人✨
#語学
#24卒
#ブログ
#リベ大
#スペイン語
Twitterで新聞社をフォローして記事を待つことは確かに無料でかなり有効な手ではあるのですが、私としては参考本や辞書の例文にしっかり目を通していたことがリーディングでの高得点に結果的につながったのではないかと考えています。
『スペイン語を読む⇒瞬間的に脳内和訳⇒日本語訳で意味を確認』という自己完結の作業が中級レベルの自立学習者になるとそれほど負担を感じずに可能になってきます。読み解きにくいスペイン語がどう訳されているかを確認することで、再びその構文に遭遇した時に理解を助けてくれるヒントになります。
一言一句、日本語訳との一致は目指さなくていいニャ。
脳内訳出リーディングの良い点はその転用力にあります。想像してみてください。スペイン語で作文を行う際、このトレーニングを通じて日本語とスペイン語のセットを覚えてしまていたらどうでしょうか。
『日本語でこうやって言いたいのに、スペイン語では訳しにくいんよな~』という構造・文法・イディオムを事前に覚えてしまっていたら…?
作文の時だけではありません。面接試験で、その文章表現がそのまま使えたら…?
以上のように、作文対策にも活用できるという一面もあるので、個人的には是非活用していただきたい方法です。
試験対策に使用した本として事前に『準備編』で紹介しましたが、脳内和訳トレーニングを行う上で特にお世話になったのは白水社の「例文で覚えるスペイン語熟語集」です。
「例文の量」・「書かれているスペイン語のレベル」・「日本語訳の分かりやすさ」の3点から判断してB1対策及びその先のレベルまでしっかりと使っていけるおススメの参考書です。
この単語帳のより詳しい解説や実際のレビューは前回記事をご覧ください!
次は「制限時間内に解けない」理由の原因②を見てみましょう!
②解くスピードが遅い
次に考えられるのは、選択肢に惑わされすぎて「解くこと」にかなりの時間を費やしてしまっているケースです。
この場合に講じることが出来る対策は非常にシンプルで、「問題に慣れる」ことです。
まずは対峙する“相手”を観察し、模擬の“相手”と戦ってみて、
これから講じるべき対処は何かをしっかり特定しましょう!
模擬試験問題に複数回挑戦して、問題の構成・傾向をつかむことを意識しましょう。
・よく引っかかってしまう箇所はどこか
・どのパートで一番時間を取られているか
・5つのTareaをどの順番で解いたら時間内に解けるか
などを意識するニャ!!
以下に、筆者が実際に使った試験対策問題集を載せています。
(より詳しい解説や実際のレビューは前回記事をご覧ください!)
InterSpainの「¡Dale al DELE!」
模擬試験5回分。日本語で解説・アドバイス及び作文問題の解説付きモデル解答付き。
edelsaの「Preparación DELE」
模擬試験8回分。カテゴリー別で分かれているので整理しやすいのも特徴。
さぁ、最後に原因③を分析しましょう!
③集中力が続かない
メンタル要素になりますが、この悩みも意外と多いようです。
確かに70分間スペイン語だけを見続けるのは大変だと思います。
私は精神科医(psiquiatra)ではありませんとの前置きの上、この悩みを深堀した先に辿り着くのは『間違えること恐れている』・『完璧を目指そうとしている』という精神状態だと個人的には感じます。

⇒完璧を目指そうとする・間違いを恐れる⇒時間をかけすぎる⇒疲れる⇒集中力もたない
との上記の悪循環が出来上がってしまい、試験時間が苦痛に感じてしまうのだと思います。
DELEの試験を以下のように捉えてしまっていないか一度確認してみてください。
上記の考え方に当てはまった方は深呼吸して、このように考えてみましょう。
また『集中力が尽きる前に急いで解いたろ!』という考え方もできるかと思いますが、模擬試験では犯さなかったようなケアレスミスやスペイン語の解釈違いで結果的に点数が悪くなると思うのではっきり言ってオススメはできません。
慌てることなく落ち着いて解けば合格できますので、冷静に70分間を過ごしましょう。
『制限時間以内に解けない』という悩みの原因が①②③のうちどれなのかを特定した上で、個別の対策を取っていくことが建設的な解決策です!
質問あったらTwitterで気軽にDMしてくれニャ~。
制限時間に関しての悩みはこの辺にして、次の「あるある悩み」を分析してみましょう!
『単語力が足りない』
でました、初級者から上級者にまで共通する代表的な悩み、『語彙力』。
ショージキに言うと単語学習に終わりはないので、自分の単語力を受け入れるというのが最も適切なアドバイスかとは思います。単語力・語彙力は日々の一歩一歩の積み重ねでしか育っていかないので、毎日5分・10分でも既出単語の復習・新規単語の暗記をしていくしかありません。
究極的には地道にやっていくというアドバイスしかできませんが、
読者の皆さんの単語力改善のヒントになればと思い、
自分が普段からやっている単語暗記法をご紹介します。
単語力改善のために自分がやっていることは『芋づる式暗記法』です。
もうちょっとマシな名前考えてくれニャ😑
(ごめんやん)
具体的なフローは以下の通りです
①新規の単語を見つける
②別の品詞を調べる
③その語の類義語・対義語も調べる
④辞書の前後の見出し語も調べる
例として、今日まさに自分が実践した語をフローに当てはめて解説します。
① precepto (規則、決まり、掟、命令 etc…)という語を初めて知る
②他の品詞を調べる
動詞:preceptuar 規則を定める、規定する
形容詞:preceptivo/a 命令的な、おきまりの (女:集名) 規則、規範
副詞:preceptivamente 命令・規則・義務的に、~として、
③類義語・対義語を調べる
regla:ルール、規則、規定
reglamento:(集名) 規則、法規
uso:慣例、慣習、ならわし
mandamiento:戒律、掟、命令 etc…
④辞書の前後の見出し語も調べる
preceptista:規則を重んじる人
preceptor/tar:(主に)住み込みの家庭教師
以上のように、1を知って20を調べるくらいの感覚で語彙を広げていけば必ずや単語力の向上に繋がるはずです。
しかし最初に話したように、単語に近道はありません。『地道にやっていく』というのが着実に実力を磨いていく術なので、日々の積み重ねを大切にしていきましょう!
『文法単語』・『選挙の単語』・『サッカーの単語』など、
スペイン語単語リストもTwitterで定期的に上げてるから
見てみてくれニャ!
【文法のスペイン語まとめ】
— eme @外大生の言語Blog🌎 (@eme_log) July 5, 2022
自分が語学学校にいた時、スペイン語での文法用語説明に苦労した思い出があります。
そこで、これから留学・駐在・移住を控えている方や、スペイン語学習者の皆さん向けに文法用語の日本語対応表を作りました!
どうぞ学習にお役立てください✨
#スペイン語
#DELE pic.twitter.com/Ekibbli0Iq
【選挙・投票のスペイン語まとめ】
— eme @外大生の言語Blog🌎 (@eme_log) July 7, 2022
文法用語をまとめた時に、『綺麗にまとまってるから他トピックでもやってほしい!』とお声をいただいたので、今回は時事ネタである選挙・投票のスペイン語をまとめました✨
ニュース読むのにも、DELE対策にも
活用できますよ👨🎓
#選挙
#投票
#スペイン語
#DELE pic.twitter.com/E8tTiAY7z9
さぁ、最後のお悩みを見てみましょう!
『文章の意味がよく分からない』
こちらも定番のお悩みですね。
結論から言うと、分からない箇所があっても大丈夫!です。
DELE B1リーディングセクションの試験形式を思い出してみてください。
『集中力が続かない』というお悩みへの解決法を書いた部分でも一度言いましたが、
試験形式から判断して B1 合格を目指す皆さんが持つべきは、
『全部読んで完全に理解しなくも消去法で選択肢減らせるよね…!』
という捉え方です。
分からない箇所を懸命に理解しようと時間をたっぷり使うより、簡単な問題を落とさないことが安定した得点をとる策なので、模擬試験などをしっかり解いて対策を進めましょう!
解ける問題から解いていきましょうね!
全般的な対策のアドバイスこのくらいにして、次はTarea個別の対策に移りましょう!
B1 リーディングセクションの試験対策 (Tareaごと)
ここからは DELE B1 リーディングセクションをTareaごとに深堀していきます。
Tarea個別の対策を見る前に試験内容についてもう一度確認したい人は、続きを読む前に目次から『DELE B1 リーディングセクションの試験内容』に一度戻ってみてくださいね!
ここで紹介するのは、『この方法で解き進めないとダメ』というのではなく、あくまでも筆者はこういう方法で解き進めたよ!という経験談のまとめになります。千差万別あるなかで私の性格・価値観・当時のスペイン語力に合わせた上での最適解ですので、『こんな方法全然アカンわ~やってられるかいな』と考える読者の方もいらっしゃるかもしれません。そういった方は、“B1合格者の単なる体験記” ってくらいの達観した目線でどうぞ読み進めていってください。
また前置きが長くなりましたね。それでは始めていきましょう!
Tarea 1
解法のフローを先にお見せします。
①登場人物の発言内容をキーワードに下線を引きながら精読する
②10個(例題抜いて9個)の短文を読んで、当てはまりそうな登場人物を書き出す
※一発で絞れたらOK, 絞れなかったら複数個書き出す
③消去法で9個の短文を消していき、残りの登場人物と内容を比べていく
まず①で、登場人物の発言をしっかり読みましょう。その際キーワード(例えば夏休みにしたいことについての発言なら、そのしたいこと・場所・誰とするのか・なんのためにするのか…など)にアンダーラインを引いて、内容を明確化しましょう。この作業は、②や③で実際に選択肢と比較していく際にかなり役に立ちます。
次に②で、実際の選択肢と比較していきます。短文を読んで、一発で人物を絞れたら最高ですが、例えば短文Aの内容を読んで、「1さんと2さんどっちも当てはまりそうやけど絞れないな…」という時は一度「1,2」と短文Aの横にメモをしておきましょう。この時点で絞り切れなくても何ら問題はありません。
最後に③で、最終的な判断を下していきましょう。②で一発で決めれたものを順番に消していくと、明らかに違うもの数個+迷っている短文が残ると思います。迷っている短文の中で、①でアンダーラインを引いた内容との関係性をもう一度精査して最終的なジャッジを下しましょう。未知の単語が出て結局絞れそうにないわ…という際は時間が許しそうなら一旦別のTareaに先に行って、後から戻ってきてもう少し考えてみるという手もあります。試験時間は限られていますので、時間を使いすぎないようにはしましょう。もし2択で迷って落としたとしても、たかが30問中の2問ミスっただけなので大丈夫です。
Tareaの解く順番はもう少し下の方でアドバイスしてるニャ~
Tarea 2
Tarea2に行きましょう。こちらもフローをまとめておきます。
①6つの質問の内容をキーワードに下線を引きながら精読
②本文を段落ごとに読む⇒質問に消去法で回答
最初に①で質問の内容をしっかりと把握しましょう。この際もキーワードには下線を引いて、あとから参照しやすいようにしておくと内容把握と時間短縮に繋がります。また数字・年代・固有名詞や形容詞・頻度副詞(nunca, frecuemtemente, siempre など)はひっかけ要素になりがちなので気を付けましょう!
次に②で、回答を進めていきます。本文の段落ごとに質問が設定されている傾向があるので、段落末まで読み切ったら質問の内容と見比べるといった方法が取れる可能性が高いです。①でメモしたキーワードには特に気を付けながらTareaを解き進めていきましょう。
Tarea 3
Tarea3は「~しているのは誰?」や「~との趣旨の発言があったのは誰か?」など、“quién”を問う内容が中心です。こちらも結論のフローから先にお見せします。
①6つの質問の内容をキーワードに下線を引きながら精読
②登場人物の発言内容を、キーワードに下線を引きながらを読んでいく
(※内容が一致してると思ったら質問のチェックボックスに印をつける)
③複数の人物でチェックが付いてしまった質問とその発言を再度精読し最終判断
まず①で、質問内容をしっかりとインプットしましょう。質問内容は大方「誰が」で固定されていますので細かな描写のニュアンスに注目しながら質問を読みましょう。
次に②で、質問内容と合致しそうな趣旨の発言があればチェックをつけていきます。この時点で完璧に絞り切れていなくても大丈夫ですので、情報の取りこぼしには注意しつつ作業を行いましょう。
最後に③で選定作業に入ります。質問内容(特にキーワードのメモ)と発言内容をしっかり比較して、判断を下しましょう。Aさん2つ、Bさん2つ、Cさん2つで綺麗に分かれない場合(正解が特定の人物に偏る場合がある)も勿論ありますので、その点注意しましょう。
「確率的に…」とかやましいこと考えとったらあかんで~😳
Tarea 4
次はTarea4です。こちらもフローから。
①8つの文章(2つフェイク)をキーワードに下線を引きながら精読
※代名詞・動詞の活用・単数形 or 複数形・接続詞などに特に注意!!
②本文を読んで、文法的・文章的に正しいものを選択していく
③一旦空欄が何かしらの選択肢で埋まったら、文章として辻褄があっているか確認
このTareaは個人的にB1のリーディングセクションで一番難易度の高い設問だと感じているので、詳しく解説をします。
まず①で、8つの選択肢を精査していきます。その際、選択肢文中の代名詞、動詞の活用、単複、接続詞などには十分に注意しましょう。
例として、こんな選択肢があった場合を想像してください。
この場合、動詞がvayamosと接続法になっていることに注目しましょう。
すると、前の文章は(例えば、me parece importante など)接続法を要求する形になっていることが必然的に分かります。
この場面で前の文章が “¿Estoy seguro de que~?”だったりと、直説法を要求する場合には文法的に間違いになるので不正解の選択肢だニャ。
また、aspectoに関しても“esos”という代名詞があり、この選択肢文の前までに複数個の“aspectos”が既出である事がこの選択肢文が正しい位置にはまる要件となります。
ではもう一つ、こんな選択肢があった場合にはどうでしょうか。
この場合はまず、peroという接続詞が入ってることに注目しましょう。
peroは逆説の接続詞なので前の分の内容はcuenta con varias dificultadesの反対、つまりポジティブな要素で構成されている必要があります。
また、cuenta conと動詞活用が単数形であることにも注目しましょう。
上記の考えるべき二点(pero, cuenta con)を総合判断して、例えば “De esta manera podemos solusionar las cuestiones internacionales, ” などの場合は正解の可能性が高いです。
いまお伝えしたことなどを頭に入れながら、②で文法的・文章的に正しいものを選択していきます。
最後に、①②の作業が終わって空欄が埋まったら、文章に最初から目を通してみて違和感がないかを確認しましょう。読んでみてスラスラ違和感なく読めたらTarea 4全問正解の可能性がかなり高いです。
代名詞・動詞の活用・単数形 or 複数形・接続詞は特に注意やで!
Tarea 5
ここもフローから行きましょう。
①3択の選択肢を一旦置いといて文章全体に目を通してみる
②目を通している過程で、前後読んだら一発で解けた簡単なやつはそのままマーク
③残りは選択肢をしっかり見て文法的に正しいものをマーク
この設問の良いところは、前置詞や動詞の活用などの文法知識を持っていれば、それほど時間をかけずに安定した得点源になるところです。
まず①で、軽く文章を読んでみましょう。その中で、読んでる最中に簡単に解ける選択肢は随時回答していきます(②)。
③一発で解けなかった残った選択肢はじっくりと精査しましょう。前置詞や動詞の活用について問われている箇所が多いので、前後の文をしっかり読んでどの時制が要求されているか、どの前置詞が呼応するかを判断しましょう。
文法知識があれば比較的簡単に解けるセクションなので、
模擬試験を通じて練習して、安定した得点源に育てあげましょう!
DELE B1 リーディングセクションの4つのアドバイス
最後に、B1 リーディングセクションの4つの追加アドバイスを残してこの記事を締めたいと思います。
Tareaの解く順番
結論から言うと、合格した当時の自分は以下のフローでTareaをこなしました。
このフローを採用した背景としては以下の要素があります。
①以上のことを鑑みて、まず最初にTarea5を時間をかけずに終わらせる。
②その後、模擬試験を重ねていくうえで次点で得点源になっていたTarea3に移る。
③そして個人的に好きだったTarea2長文問題を解く。
④選択肢は多いがしっかり読んだら正解できるTarea1へ。
⑤最後にニガテ意識のあるTarea4と向き合う。
こういったフローで、安定して60%を超えるようなマネジメントを行っていました。
今ご紹介した方法はあくまで私の一例です。ご自身が得点源にできそうなTareaを先に解いて、余った時間で苦手なものにチャレンジしていくことでリーディングセクションを通過できるのではないかと個人的には感じます。
本番で知らん単語・解読不能な文章がいっぱい出てきたら
言えることは一つです。せーの
¡¡¡Tranquilo!!!
¡¡¡Tranquilo!!!
知らん単語も解読不能な文章も、出てくることは十分考えられます。そこで皆さんがしないといけないのはなんとか理解しようとしすぎて焦ってケアレスミスを犯すことではなく、落ち着いて可能な範囲で推測してみて、それでも無理だったら前後の文脈で考えてみることです。それでも万が一理解できなかったときは潔くスキップしましょう。もう一度言いますがリーディングセクションの試験時間は70分のみです。時間になるとすぐに次のリスニングセクションが始まります。
No seas tan tiquismiquis, ¡porfa!
細かいことにこだわりすぎないようにしてくれニャ!
練習問題・模擬試験とテイストが違う問題があったら
はい、もう一度。
せーの
¡¡¡Tranqui!!!
¡¡¡Tranqui!!!
((口語的に変えたのに深い意味はないですよ))
模擬試験と本番でテイストが違った…可能性としてはコチラも全然ありえます。
自分も、B2を受けた際に作文の問題のテイストが模擬試験で解いていた傾向と全く違ってもちゃくちゃに焦った経験があります。こちらも先ほど同様、傾向の違いに嘆いている場合ではなく、自分たちが今すべきことは目の前の問題に解を与えることです。
『全然テイストちゃうかったけど、自分これもし合格したらめちゃくちゃ対応力あるやんけやったぜ。』くらいのメンタルで諦めずに問題に向き合いましょう。今までやって来た対策は決して無駄になることは無く、傾向は違えど応用が出来る箇所は必ずあるので、とにかく逃げ出さないようにしましょう。せっかくの受験料がもったいないですよ🫢
「なぜこんな問われ方をしてるか」という作問側の意図を読もう
最後のアドバイスになります。皆さんは出題側の意図って考えたことがありますか?
一定のレベルを証明するための試験なので、主にこのレベルの人がマスターしていないといけない文法項目や基礎単語、イディオムなどは当然問われるはずです。
それも、リーディングセクションに限った話ではありません。対策を続けていくと、4技能セクション全てを通じて出題側が受験生に尋ねたい項目というのはある程度見えてきます。
模擬試験や参考書、各種対策講義などを通じたからこそ得られる、『あ、この項目いつも設問にあがっているな』『このイディオム文法問題でめっちゃ繰り返し問われてるやん』という皆さん自身の実践的な気付きが一番の試験対策になるので、是非色んな教材・講座を吟味したうえで自分にとって一番試験対策に繋がりそうな選択をしていってください。
対策の必要性を十分に分かっていただけた方用に、参考書や模擬試験を一覧的に比較検討するお手伝いが出来ればと思い、以下にメジャーな参考書・模擬試験問題集のリンクをまとめておきます。DELE B1試験に受かりたいという確固たる意欲をお持ちの方は是非ご覧ください。
※参考書や模擬試験問題集が不要な方は、このまま『まとめ』まで飛ばしてくださいね!
まとめ
今回の記事は以上になります!
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『準備編』そして今回の『読解編』と来て、次回は『聴解編』になります。
近日中に記事を作りますので、もう少しお待ちくださいね!
それでは
hasta pronto,
-eme.